東京都葛飾区のマンションでキャバクラ店の男性店員暴行され死亡…経営者の24歳男ら3人傷害容疑で逮捕

警視庁葛飾署は17日、無断欠勤した20歳のキャバクラ店従業員の男性に腹を立て暴行を加え、ケガを負わせたとして、傷害の疑いで、東京都荒川区町屋のキャバクラ店経営・川口達也容疑者（24）と、アルバイトで住居不詳の立沢知也容疑者（20）、それにキャバクラ店員で東京都葛飾区の17歳の少年の3人を逮捕した。

警視庁葛飾署によると、3人は3月16日朝07時00分頃、キャバクラ店店員で住所不詳の茂山零（しげやま・れい）さん（20）が、店を無断欠勤した事に腹を立て、川口達也容疑者の知人が所有する東京都足立区綾瀬の飲食店内で、茂山零さんの顔を複数回蹴るなどした傷害の疑いが持たれている。

その後、茂山零さんを東京都葛飾区のマンションに連れて行き、17歳の少年が16日21時30分頃に、茂山零さんが呼吸していない事に気付いて119番通報した。救急隊員が駆け付けたが、茂山零さんは既に死亡していたと言う。このマンションは寮として使われ、店員の少年（17）が住んでいた。

警視庁葛飾署の調べに、川口達也容疑者は、「顔や脇腹を蹴ったことは間違いない」などと容疑を認め、立沢知也容疑者と少年は、「見ていただけだが、間違いない」「手は出していないが、川口容疑者を止められなかった」、などと供述していると言う。
川口達也容疑者らは、17日、警視庁葛飾署に自首したと言う。
警視庁葛飾署は、司法解剖して死因の特定を進め、暴行と死亡との因果関係を調べている。