2018年08月30日

岐阜市の「Y&M藤掛第一病院」で入院患者5人連続死、エアコン故障による熱中症か…未必の故意の殺人容疑で家宅捜索


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岐阜県警岐阜中(ぎふなか)署は29日、岐阜県岐阜市一番町の「Y&M 藤掛第一病院」で26日から27日に掛け、エアコンが故障した部屋に入院していた、80代の入院患者4人が熱中症の疑いで相次いで死亡した事件で、別の入院患者の男性(84)も28日夕方に死亡したと明らかにした。
岐阜県警岐阜中署は、この男性も熱中症の可能性があると見ており、死者は5人となった。
「Y&M 藤掛第一病院」は死亡した5人について、死因をいずれも病死と判断していた事が、岐阜県警岐阜中署への取材で分かった。死亡診断書に熱中症との記載は無かったと言う。
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医師法には、医師が死体に異状を認めた場合、24時間以内に所轄警察署に届けなければならないと規定しているが、「Y&M 藤掛第一病院」は5人の死亡を、いずれも岐阜県警に通報していなかった。病院側が、報告の必要な死亡と判断していなかったと見られる。
岐阜県警岐阜中署によると、死亡したのは3階と4階に入院していた83〜85歳の男性3人、女性2人で、26日20時40分〜27日11時37分に4人が亡くなり、28日に1人が亡くなった。いずれも外傷は無かった。

岐阜県警岐阜中署や岐阜県岐阜市によると、「Y&M 藤掛第一病院」では20日に3階と4階のエアコンが故障。病院側は病室に、家庭用扇風機を置いたり、一部の患者をエアコンが故障していない階下の病室に移動させたりする対応を取っていたが、26と27日に死亡した男女4人は、エアコンが故障した病室にそのまま居て、移動させていなかった。
28日夕方に死亡した男性は、24日に3階のエアコンが故障したままの病室に入院、その後エアコンが故障していない2階の病室に移したが死亡した。
岐阜県警岐阜中署は28日、容疑者不詳の殺人容疑で「Y&M 藤掛第一病院」を家宅捜索した。
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関係者から27日夜に「病院で4人が亡くなった。熱中症の疑いがある」と、岐阜県警に電話があった。死亡した4人の病室について「エアコンが壊れていた」との情報も寄せられたが、「Y&M 藤掛第一病院」から岐阜県警への通報は無かったと言う。
岐阜県警岐阜中署は28日、「Y&M 藤掛第一病院」を家宅捜索し、カルテなどを押収。生前の病状と死亡との因果関係を調べるため、一部の患者について29日から司法解剖を始めた。
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岐阜県岐阜市によると、「Y&M 藤掛第一病院」には看護師や看護補助者のほか、非常勤の医師ら計36人の職員が居たが、常勤医師は藤掛陽生院長1人だけだった。
死亡した5人のうち、何人かは重症の心不全や多臓器不全、肺の病気のため入院していたと見られる。
岐阜県岐阜市は「Y&M 藤掛第一病院」に対し、空調設備を改善するよう指導した中で、病院に対し、業者に依頼するなどし、日常的にエアコンを点検するよう求めた。
気象庁によると、岐阜県岐阜市の26日の最高気温は36.2度で、27日にかけて夜間の最低気温が25度以上の熱帯夜だった。
「Y&M 藤掛第一病院」は、JR岐阜駅の北約1キロメートルにあり、病院のホームページによると、老人医療が専門で、療養病床は119床。
「Y&M 藤掛第一病院」の広報担当者は取材に対し、「何か問題があったとは考えていない」と話した。
〔時事通信2018/08/29-09:12配信/共同通信2018/8/30-11:22配信〕



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posted by かえぴょん at 19:06| Comment(0) | 全国変死事件簿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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