2016年03月22日

命のシェルター閉ざされる〜両親から虐待の中学生自殺、相模原の児相保護せず

〈両親からの虐待で児童相談所に保護求めた中学生が自殺〉


神奈川県相模原市は22日、両親から虐待を受けて相模原市児童相談所(児相=相模原市中央区)に通所していた男子中学生(死亡当時14)が、自殺を図って2月末に死亡したと発表した。
相模原市児童相談所には強制的に親から子供を引き離して保護する職権などが認められているが、相模原市児童相談所は「急迫した状況ではなかった」などとして、保護していなかった。

相模原市児童相談所によると、2013年11月、生徒の顔が腫れているなどと、相模原市の担当課から通報があった。相模原市児童相談所は当初、学校などを通じて対応していたが、2014年6月の深夜に生徒がコンビニに駆け込み、警察官に保護される事案が発生。生徒が「親から暴行を受けた」などと説明した事から、それ以降は定期的に両親と生徒への直接指導を続けていた‥‥。

だが、2014年10月に母親の体調不良で両親への指導が出来なくなった。相模原市児童相談所は学校で生徒への指導は続けて来たが、生徒は2014年11月中旬、親族宅で自殺を図った。その後、意識不明の状態が続いていたが、今年2月に死亡した────。


相模原市児童相談所は2014年6月から数回、両親の指導や生徒への面談を続け、「親子関係に改善が見られた」として、重大事案と捉えなかったと言う。しかし、その後も両親による虐待は続き、生徒は2014年10月上旬の面談で、「児童養護施設で暮らしたい」 と訴えていたと言う。
そして2014年10月下旬、父親から投げ飛ばされた生徒がベッドに腹部をぶつけ、アザが出来ているのを学校が確認し、相模原市児童相談所に連絡したが、相模原市児童相談所は保護しなかった。


相模原市児童相談所の鳥谷明所長は、22日の記者会見で、「我々が関わってからは関係改善が見られたので、職権保護をしなければならないような急迫した状況では無かった。対応は間違っていなかった」と説明。「一人のお子さんの命が失われた事は大変深く重く受け止めている」と述べた。
今後、対応が適切だったかについて、相模原市の審議会に意見を求めると言う。また、両親の暴行と生徒の自殺との因果関係については、「因果関係を私の口からハッキリと述べる事は出来ない」とした。


このままでは親に殺される!
と思った子供が、親類縁者ではなく、唯一、危機的な状況から身を守る為の最終避難所(シェルター)だと思って懇願した児童相談所が、予想外の冷たい対応だった事に、少年は失意と絶望に打ち拉がれた事だろう。

「親類縁者の所ではやがて直ぐ連れ戻される!」と、少年が考えたとしても不思議ではない。

神奈川県相模原市児童相談所所長の言葉にも表れている通り、背馳行為は無かったと‥‥、事務的・役所的に最善の対応をしたとしているが、ただ単に相談に乗るだけの児童相談所に、何んの意味があるのか!!何故、子供の命を守るシェルターの役割を放棄したのか?

当然、親が虐待暴力行為を認めるはずは無く、"しつけ"と称する事は、幾多の虐待事例で既に明らかになっている、その場凌ぎの言い訳に過ぎない。
こういう事案で子供を守れない児童相談所や管轄する行政に、もはや形式ばかりの児童相談所は無用の浪費怠でしかない‥‥。




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posted by かえぴょん at 21:37| Comment(0) | 凶悪殺戮--東日本編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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