2015年12月11日

見くびられた消費者、シャープと東芝、液晶テレビから撤退

シャープも東芝も、テレビの自社生産から撤退‥‥と言ってもピンと来ないが・・・。

それもそのはず、人類初のアポロ11号月面着陸の衛星生中継を、白黒テレビで見た頃は、ナショナル(現:パナソニック)の小さなテレビだった───。その後カラーになり、業務用方式をいち早く取り入れたソニーのトリニトロンが登場し、それ以後、ソニーのテレビばかり見て来た。
ブラウン管から液晶へ代わった今も、ソニーのアナログテレビは健在で使い続けていて、デジタル放送でもさほど違いを感じない。高画質をテレビで体感しようにも、所詮、その狭い空間の中だけの話で、画面が大きくなろうが、高精細になろうが、そこまでをテレビに求めている人がどれだけいるのか?

高齢化が進み、一戸建てよりアパートやマンションの集合住宅に住む人が増えると、大画面テレビは邪魔だし、音を高くすれば近所迷惑だし、都市部の一軒家は狭いし、スマホをガンガン普及させておきながらテレビも売ろうと言うのは、虫が良い話だ。

せっかく液晶技術力があるのだから、大型化するスマホの画面を手帳のように、パタンと折りたためるように、折りたたみ式液晶画面でも開発すれば、スマホの画面は今の倍になって、更に購買意欲をそそっただろうに・・・。
液晶を折りたたむなど、不可能に思えるが、日本メーカーなら出来ると思っていたし、そうすれば落としても液晶が割れる事もなくなるのに、そういう発想もなく、遂にはガラケー復活の兆しと、なんと家電メーカーは自分で自分の首を絞めた格好になって、いやはや残念。
確かに日本の家電メーカーは、スマホが登場して以降、目立った新製品がでなくなった。


日本の家電メーカーの凋落の最大要因は何か? エコノミストじゃないから、そんな事は分からないが、ただずぅーっと思って来たのは、「リモコン」と「設定画面」の不統一 だ。
海外衛星放送チューナーを見ると、韓国製、中国製、ノキア製がダントツだが、面白い事にどこのメーカーのリモコンも、配列や色、ボタンの大きさが殆ど同じなのだ。
そればかりではない。テレビ画面の各種設定画面も、殆ど同じ順番になっている。更に、最新のチューナーでもRCAピンケーブルでテレビと接続出来る。(日本ではRCA入力が無くなってしまったが)
チャンネル設定や画質、言語選択、録画番組予約、番組名変更、USB録画名変更など、どの国のメーカーやどの機種でも方法は殆ど変わらない。

所が、日本のDVD/Blueレイレコーダーでは、リモコンのボタンの位置はバラバラ、録画番組の予約もバラバラ、文字入力に至っては並びも漢字変換も全く別・・・・。つまりレコーダーとテレビを同じメーカーにして貰う為の卑しい根性なのだろうが、それが消費者の自由を奪った!
互換性が無いという事は、買い控えをする理由になるだろうし、逆に他の格安輸入品でもいいんじゃないか・・・と、嫌われる原因にもなる。
機種を買い換える度、メーカーが違う度に設定やボタンの配列が違うのは、まことに面倒なもの。作っている人間は若年層から中年層の技術者かもしれないが、買い換える消費者は高齢者が多い。若い人は画期的機能でもない限り、高額な新製品に手を出さない。使う人の身になって作っているのか、甚だ疑問だし、どうして世界に目を向け、良い所はどんどん見習おうとしないのか?
ボタンの配列の統一がどうして出来なかったのか、ほんとに不可解だ。


何故、グローバル化が進んでいるのに、規格や配列を統一しないのか?
漢字文字変換の順番や配列だけでも統一すれば、さぞ使いやすいだろうに、何故、複雑にするのか?

日本の消費者は新しい言葉(3D,4K,8K)や製品(全番組録画etc)を謳えば、何でも飛びつく・・・などと見くびっていたのだとしたら、それはメーカー側の傲慢としか言いようがない!! 現実に3Dテレビは見放されたのに・・・。




posted by かえぴょん at 16:49| Comment(0) | 需要なく粗放品で滅ぶ国内企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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