2015年12月04日

化血研40年に及ぶ不正「常軌逸した体質」、厚労相「厳正に対処」

『常軌逸した隠蔽体質=狂った隠匿行為』・・・同義語辞書を見ると、まるで軍事帝国の行動のようだ!
医薬品製造元として、命を軽んじる悪行が40年間隠密裏に続き、己を律する事を忘れた正気の沙汰とは思えない役員と社員の脳みそ。
この熊本県の異常行動でハタッと思い浮かんだのは、2007年5月10日、熊本県熊本市の慈恵病院が開設した、『赤ちゃんポスト』だ。様々な事情で育てられない赤ちゃんを親が匿名で託す事が出来るように、病院に設置された受け入れ窓口の事だが、この時も「安直過ぎる」と言う「非を助長しかねない」として、他の都道府県はどこも追随しなかった───。
そうした生命に対する軽薄さが再び滲み出た今回の事件・・・。
国(厚生労働省)の厳正で毅然とした懲罰を望みたい。


また特に「血液製剤」に関しては、化学及血清療法研究所が独占的に製造・供給している事から、こうした血液製剤やワクチンについては、他社でも製造出来る体制(仕組み)を構築する事が必要になるだろう。


血液製剤やワクチンの国内メーカー「化学及血清療法研究所」(化血研、熊本市)が国の承認と異なる方法で血液製剤などを製造していた問題で、化血研は2日、不正は約40年前に始まり「常軌を逸した隠蔽(いんぺい)体質」が原因とする第三者委員会の調査報告書を公表した。発覚を免れるため製造記録を偽装していたことも判明。厚生労働省は業務改善命令など行政処分を検討する。
化血研の宮本誠二理事長は2日、厚労省で会見し「承認通りに製造していないことは気づいていたが、見て見ぬふりをしてきた。経営責任は大変重い」と謝罪し、役員を外部から招聘(しょうへい)するなどの方針を示した。化血研は、宮本理事長が同日付で辞任したと発表。他の全理事も同日付で辞任や降格などの処分とした。
報告書によると、化血研は昭和49年ごろから、一部の血液製剤で承認書に記載されていない工程での製造を開始。承認申請に時間がかかることを理由に、承認外の抗凝固剤を入れるなどの行為は平成元年ごろから常態化した。三者委は12種類の血液製剤について計31工程で不正が確認されたとし、歴代の理事長や理事ら幹部が不正を認識しながら放置してきたと指摘した。
血液製剤やワクチンは医薬品医療機器法(旧薬事法)に基づき承認された方法で製造するよう定められ、国が定期的に調査している。だが、化血研は平成7年ごろから、偽の製造記録を作成し、調査の際に提示。記録に紫外線を当てて変色させ、作成時期を古く見せかけていたほか、虚偽記録をゴシック体、実際の記録を明朝体と内部で使い分けるなどの隠蔽工作をしていた。隠蔽は宮本氏の前の理事長らの指示が推認されるとし、虚偽記録について「組織的に作成した」と認定した。


■化学及血清療法研究所(化血研) 
旧熊本医科大の実験医学研究所を母体として、昭和20年に熊本市に設立。感染症を減らす公益を追求するため、一般財団法人(内閣府所管)の形態を取る。血液製剤やワクチンのほか、抗毒素などの生物学的製剤の製造販売を行う。血友病患者らがエイズウイルスに汚染された輸入非加熱血液製剤を投与され感染した事件で平成元年、患者らから提訴された。平成27年3月期の売り上げは約475億円。





posted by かえぴょん at 14:53| Comment(0) | 需要なく粗放品で滅ぶ国内企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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