2015年07月18日

健啖思想も度が過ぎた金額で白紙、飽食計画リセット


新国立競技場に採用された現行デザインの特徴、「キールアーチ」と呼ばれる2本の巨大な弓状の鉄筋構造物を含む屋根の工費は950億円で、総工費の38%になる。この屋根を請け負う予定だったのは竹中工務店だ。
500億円の支出を迫られていた舛添東京都知事は17日、新国立競技場の建設計画見直しについて、「政府が計画を白紙にするのであれば、我々もゼロからやり直すと言うしかない」と述べ、何んと、渋々ながら建設費の一部を負担する腹づもりだったようだ。さすか東京都・・・500億円も捻出しようと思えば出来たような口ぶりには、その財政力の巨大さが分かる。

この新国立競技場建設計画が、その場限りのお祭り会場となるのか、それとも後世に語り継がれるスポーツ・イベントの聖地となるのか・・・。
安倍総理は、「新国立競技場については、総工費が2520億円にまで膨らんだ事に与党内からも批判の声が出ていた。1カ月ほど前から計画を見直せないか検討を進めていた」と明かした。菅官房長官は、新しい整備計画では、総工費の上限なども示すという考えを明らかにし、下村文部科学大臣は、デザインを含めたコンペをやり直すことを表明。半年以内に新たなデザインや建設業者の選定をした上で、2020年の春までに新国立競技場が完成する事を目標にすると述べた。
この結果、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相も現役選手だった、日本でのラグヒーW杯が開催される2019年ラグビーワールドカップの開会式までに、間に合わなくなった。しかしラグビーは全国で試合があり、単一種目であるのに対し、オリンピックとなると膨大な規模になり、陸上競技のメイン舞台となる新国立競技場が見窄らしいのは、日本の恥となる。


それにしてもこの巨額な建設費を弾き出したのは「誰」なのか?
飽食の時代は既に終わりを告げ、経済成長など望めない借金大国日本で、健啖を続け、いまだに「大艦巨砲主義」や「航空主兵主義」に凝り固まり、時代への柔軟性に欠け、想像力の欠落した選考委員なのか?
或いは過度にうぬぼれが強く、外観と虚栄心を他国に自慢したい人物なのか?

今後の焦点は、単なるデザイン画だけでなく、建設費はいくら掛かるのか、どの様な構造体で材料は何を使うのか等、具体性のあるコンペティションになる事を期待する。それによって大手ゼネコンや設計会社などが共同で計画案を提出してこそ、真のやり直しとなるだろう。
そもそもデザイン画コンテストではない事は当初からハッキリしていたはずで、絵画コンクールじゃないんだから、しっかり見積もり書も出させるのが普通だろう。



posted by かえぴょん at 15:17| Comment(0) | メディア騒ぎ過ぎ-- あたふたする大都市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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