
岡山県警捜査1課と岡山県警美作署(みまさかしょ)は4日、近所に住む96歳の知人女性のご遺体にビニールシートをかぶせて路上(あぜ道)に遺棄したとして、岡山県美作市(みまさかし)小房(おぶさ)の農業・小林幸夫容疑者(84)を死体遺棄の疑いで逮捕した。
岡山県警捜査1課などによりますと、逮捕容疑は今月3日頃、自宅近くの路上(あぜ道)に、近所に住む無職・松本日出子さん(96)のご遺体にビニールシートをかぶせて遺棄した疑いが持たれている。


松本日出子さんは3日朝、自宅近くを散歩する様子が家族に確認されたが、その後行方不明になったとして、3日深夜、家族が岡山県警に110番通報した。4日11時00分頃、捜索していた地元住民が、小林幸夫容疑者宅北側の未舗装の路上(あぜ道)に、ビニールシートがかぶせられ、複数の木が重しの様に置かれた女性のご遺体を発見した。岡山県警美作署によると、松本日出子さんは家族5人暮らし。


松本日出子さんの着衣に目立った乱れは無かったが、ご遺体の頭に外傷があり、岡山県警捜査1課は、殺人容疑も視野に調べを進めている。

(近所の60代男性)
「(被害女性と)今月1日に老人会で会ったばかり。こんな事が起きて残念としか言いようがない」と語った。
現場は岡山県美作市勝田総合支所の北東約5キロメートルの山あい。近くにダンロップタイヤのテストコースがある。